放課後のプレアデスを感じよう
✴︎放課後のプレアデスとは
放課後のプレアデスとは2011年にYouTube上でウェブ版が配信されたスバル社のプロモーションの一環にあたるアニメーションである。2015年にはTV放送も行われ、多感な時期の少女達の繊細な内面とこれでもかと言わんばかりに遠大な宇宙空間の描写に同時にフォーカスしたSFジュブナイル物語として話題になった。…なったよね?
今月はそのTV放送が始まってから2周年の月であり、同時に登場人物の1人であるひかるの誕生日も存在する。この節目の月に私のフェイバリットなアニメーションであるこの作品を紹介し、オススメするのも乙であろうと云うのがこの記事を書き始めた動機である。
✴︎放課後のプレアデスの魅力?
しかしながらこの作品の魅力を端的に伝えるのは不可能に近い。1話を見ていきなりガッと引きずり込まれるのは私と似たような感性の人間(どこまでも続く空が、そこに積層する宇宙までもが感じられる深みを以って描かれている作品に無条件にワクワクするだとか、プリキュアメソッドに無条件の反応を見せるだとか)であると信じている。
放課後のプレアデス
— 七転某平㌠ (@Sudako501) 2015年4月11日
空がここまで蒼く高く吸い込まれるような奥行きを感じるアニメも久々だ
空が舞台で、尚且つ美しく描かれているアニメを即刻神認定してしまう悪い癖が出てしまった
このアニメ大好き pic.twitter.com/XLrhDUzZJ5
こればっかりはその時持っている感覚に頼るしかない。
ジュエルペット(頭がおかしくなる前のやつ)とかプリキュアとかが好きな人は放課後のプレアデスの導入部分も比較的分かり易かったんじゃないかな、とか思ったりも
— 七転某平㌠ (@Sudako501) 2015年9月8日
天体や魔法云々の話ではなく、言いたい事というかやりたい事というか
要は大筋に対する理解と納得?が早かったのはその辺の人なのでは
例えば空を見上げて自分のいる場所はなんてちっぽけなんだろうと本気で思った事がある人には何を置いてでもオススメしたい作品である(因みにそんな方への処方作品としてストライクウィッチーズシリーズや境界線上のホライゾンシリーズも推しておく)。
✴︎放課後のプレアデス1話を感じろ
主人公は天体観測が趣味の引っ込み思案な少女すばる。幼馴染のあおいとは中学進学をきっかけに疎遠になり、なんとも言えない距離感に陥っていた。そんなある日、流星雨の降る前に、すばるは謎の温室の住人や動いて喋る水まんじゅうなどと立て続けなエンカウントを果たし、最終的に幼馴染のあおいとその仲間が不思議な格好をしてミーティングを行なっている場面に遭遇する。すばるはなんだかわからない内にエンジン音の鳴る箒に跨がらされ、星があしらわれた白い衣装に変身させられ、エンジンの欠片と呼ばれる物体を回収させられる事になる。そしてエンジンの欠片の初回収、邪魔をする敵役の顔見せ、エンジンの欠片を巡るいざこざを全て描いて1話は終了する。空の描写がとことん綺麗で、そこにを作品の深度を感じると1話からワクワクする作品になるし、これは全話を通して何度も見ている身からの確実な保証だがこれから物凄く面白い物語を見せてくれる事は確かに請け合いである。そう、1話は理論よりも感覚に全振りして見て貰いたい。全てをワクワクの前兆として捉えて頂きたい。そうすると「始まるっ!」ってとんでもない期待感が内包されているのがわかると思うのだ。絶対に。
「空を見上げた。あの星の輝きを見つけた」この作品のキャッチコピーであるが、この作品を見上げれば、きっと貴方だけの星の輝きに出会えるのだ。それが見つかれば一生胸の中できらめく、かけがえのない宝物になる事間違いなしである。