某平の七転

八倒か八起か考えてみたくない?

【ジャンプ】横田先生の新連載「シューダン!」1話が強かった話

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✴︎はじめに

2017年28号、つまりは今週号から連載開始した横田卓馬先生の「シューダン!」が1話からとてつもなく素晴らしかった。最近のジャンプは6in時にDr.STONEの1話が大いに話題になった事が記憶に新しいが、個人的にはそれに匹敵する面白さだったと思う。

 

✴︎サッカーだぞ

ジャンプ漫画に於いてサッカーは鬼門であるのはジャンプ読者ならご存知だろう。キャプテン翼と云う先人の影が強すぎるのかなんなのかジャンプで始まったサッカー漫画は基本的に光る事なく消えて行ってしまうのだ。例外的に一部の読者にめちゃくちゃな爪痕を残して去っていく作品もあるが、基本的には短命だ。

しかしシューダン!の1話はそのジンクスを打ち破ってくれるのではと強い期待を寄せてしまうほどに読んでいて楽しかったのだ。あとヒロインが可愛い。

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重要である。

 

✴︎圧倒的なテンポ

今週のジャンプを読んだ多くの人が既に言及しているがシューダン!は色々な面でのテンポが異常にいい。まず主人公と他のキャラが知り合いなため、キャラ紹介を自然な掛け合いですませている。そして初対面のヒロインも紅白戦に参加する事によってその性質が説明的にならないように明かされている。それに引っ張られるように他のキャラもするすると説明されていく。そもそも紅白戦に突入するまでに様々なイベントをこなす作品もある事を考えると相当早いテンポである。そしてやっぱりヒロインが可愛い。

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重要なのだ。

 

✴︎唸らせられる年齢設定

主人公たちの年齢は小学校六年生である。これがリトルリーグではなく中学の部活だったらヒロインは主人公と同じバトルフィールドには立てなかったであろう。女子サッカーの部員かマネージャーか、と言ったところだ。しかしリトルリーグでの男女混合可なサッカーとする事で横田先生の前作、「背すじをピンと!」と同じく主人公とヒロインを同じ場所に立たせる事に成功しているのだ。あと単純に僕が小6女子最高ってなるのもある。疑り深い人たちは「ヒロイン、七瀬晶は男の娘なのでは?」と疑心暗鬼になっていたがこれはサッカーは男がやるものと云う古いジェンダー観によって貼られるラベリングであろうし、そう願いたい(かく云う自分も登場シーンを見て相当疑ってたし結果どちらに転ぶにせよ勝手なジェンダー観に縛られたのは反省しなくてはならない)。七瀬晶ちゃんは女の子である。可愛いし。

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重要よね。あと左下の「ッ…」ってコマ、発育し始めの胸にボールが当たるのが痛いからって考察してた人を見かけたよ。なるほどね。

 

✴︎期待の漫画

来週は隣に引っ越して来た描写のあった七瀬晶ちゃんの主人公宅訪問イベントらしい。

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大爆発させようじゃないか思春期!!!